秋分の前日、夕暮れを眺める

明日は秋分です。

春分と秋分の頃は、昼と夜の長さがほぼ同じになります。

夏にはなかなか暮れなかった空も、この頃にはずいぶん早く夕色に染まるようになりました。

清少納言は『枕草子』で、「秋は夕暮」と書きました。

山の端に近づく夕日。
家路へ向かう鳥。
日が沈んだあとの空。

千年以上前の人も、私たちと同じ秋の夕暮れを美しいと感じていたのですね。

今は、夕暮れの時間にも仕事をしたり、買い物をしたり、スマートフォンを見たりして過ごすことが多くなりました。

でも空では、毎日一度だけの景色が広がっています。

今日は夕方になったら、一分だけ手を止めてみませんか。

西の空を眺めて、「日が短くなったな」と感じる。

季節を知るために、特別な場所へ行く必要はありません。

いつもの空が、ちゃんと秋を教えてくれています。