稲刈りの季節に思うこと

田んぼでは、黄金色に実った稲が収穫を迎える頃です。

春に植えられた小さな苗が、夏の日差しや雨を受け、長い時間をかけてここまで育ってきました。

私たちはスーパーで袋に入ったお米を見ることが多いため、一粒のお米ができるまでの時間を意識することは少ないかもしれません。

けれど、その向こうには田を耕す人がいて、苗を育てる人がいて、天気を気にしながら稲を見守る日々があります。

昔から日本では、稲の実りは単なる農作物の収穫ではなく、一年を無事に暮らせることへの喜びでもありました。

だからこそ、各地に収穫を感謝する行事が残っているのでしょう。

毎日いただくものほど、そのありがたさを忘れがちです。

今日はご飯を食べるとき、最初のひと口だけ、いつもよりゆっくり噛んでみませんか。

甘みや香りを感じながら、「今年もお米をいただける」と思ってみる。

いつもの食卓にある当たり前も、見方を変えれば大きな恵みです。