秋の朝、少しだけゆっくり歩く

十月も半ばを過ぎました。

朝、外へ出たときに「少し冷えるな」と感じる日が増えてくる頃です。

夏には朝から強かった日差しも、今はどこかやわらかく、空気も少し澄んで感じられます。

「秋の朝」は秋の季語です。

昔の人も、朝の空気や光、草についた露などから、少しずつ深まる秋を感じ取っていました。

毎日同じ道を歩いていても、季節が変われば景色は少しずつ変わります。

木の葉の色。

風の匂い。

空の高さ。

でも、急いで歩いていると、そんな小さな違いにはなかなか気づけません。

私たちの暮らしにも、きっと同じことがあります。

いつもそばにあるものほど、立ち止まらなければ、そのありがたさを見過ごしてしまいます。

今日は朝、いつもよりほんの少しだけゆっくり歩いてみませんか。

気持ちのよい風を感じたら、それだけで十分です。

「いい朝だな」

そう思える瞬間も、今日という一日に見つけた小さな幸せです。