雨に濡れた緑は、少し深くなる
雨上がりの緑は、いつもより少し濃く見えます。
葉の上に残ったしずくが光を受けて、きらりと揺れる。
そんな景色に出会うと、雨も悪くないなと思えます。
昔の人も、きっと同じように雨上がりの草木を眺めていたのでしょう。
濡れた葉の色、土の匂い、空気の重さ。
そうしたものを感じながら、季節が進んでいくことを受け取っていたのだと思います。
私たちの暮らしにも、雨上がりのような時間があります。
気持ちが沈んだあと、少しだけ心が澄んで見えること。
思うようにいかなかった日が、あとから大切な気づきになること。
雨は、ただ濡らすだけではなく、景色を洗ってくれます。
そして、心の中にも小さな余白をつくってくれることがあります。
今日は雨上がりの緑を探してみませんか。
街路樹でも、植え込みでも、ベランダの鉢植えでもかまいません。
しずくをまとった緑が、今日の小さな幸せになります。
