2026年9月2日 / 最終更新日時 : 2026年8月20日 user_name 季節の移ろい 虫の音を聞く夜 九月になりました。 昼間はまだ暑くても、夜になると草むらから虫の声が聞こえてきます。 「虫」は秋の季語。 日本では昔から、鈴虫や松虫などの声を「鳴き声」ではなく「音」として楽しんできました。 平安時代には、秋の虫を籠に入れ、その声を楽しむ文化もあったといいます。 千年も前の人たちも、秋の夜に耳を澄ませ、「いい音だな」と感じていた。 そう思うと、今夜聞こえてくる虫の声が少し特別に思えてきます。 今の暮らしには、たくさんの音があります。 テレビ、スマートフォン、車の音。 だからこそ、ときにはそれらを少し止めて、自然の音を聞いてみるのもいいものです。 今夜は窓辺や帰り道で、一分だけ耳を澄ませてみませんか。 虫の音が聞こえたら、それは今年の秋から届いた小さな便りです。