下弦の月 ― 欠けていく時間も美しい

今日は下弦。

国立天文台の暦要項では、2026年9月4日16時51分に下弦を迎えます。

満月を過ぎた月は、少しずつ光る部分を減らし、新月へと向かっていきます。

私たちは「満ちる」という言葉には喜びを感じますが、「欠ける」という言葉には少し寂しい印象を持つことがあります。

でも月は、欠けることを悲しんではいません。

満ちて、欠けて、また満ちる。

それを静かに繰り返しています。

昔の人はそんな月を何度も見上げ、自分たちの暮らしや心を重ねてきました。

いつも満ちていなくてもいい。

元気いっぱいではない日があっても、何もしない日があってもいい。

それも大きな巡りの中のひとつの時間なのかもしれません。

下弦の月が空にある時間帯は遅くなりますが、今日は「月も今、次の始まりへ向かっている」と思い出してみてください。

少し力を抜くことも、明日へ向かう大切な時間です。