白露 ― 草の上に生まれる、小さな秋

今日は二十四節気の「白露(はくろ)」。

草花に宿る露が、朝の光を受けて白く輝いて見える頃です。

「白い露」と書いて、白露。

なんとも美しい名前ですね。

実際にはまだ暑い日も多く、毎朝露が見られるわけではありません。それでも朝晩の空気は少しずつ変わり、自然は秋へ向かっています。

昔の人は、そんなわずかな変化を見逃しませんでした。

気温を数字で確かめることができなかった時代、草についた露や風の冷たさ、虫の声などが季節を知らせる暦だったのでしょう。

大きな変化は誰にでもわかります。

でも、小さな変化に気づくには、少しだけ立ち止まる必要があります。

それは季節だけでなく、暮らしの中の幸せも同じなのかもしれません。

今日は朝、道ばたの草や庭の葉を少し眺めてみませんか。

露が見つからなくても大丈夫。

昨日まで気づかなかった何かをひとつ見つけられたなら、それもあなたの「白露」です。