実りを待つ時間も、大切な時間

田んぼでは、稲穂が少しずつ色づき始める頃です。

春に植えられた小さな苗が夏の日差しや雨を受け、長い時間をかけて実りへ向かってきました。

秋といえば収穫を思い浮かべますが、その前には「実りを待つ時間」があります。

昔の人は、色づいていく田を眺めながら、無事に収穫の日を迎えられるよう願ったことでしょう。

すぐに結果を求めがちな私たちの暮らしでは、「待つ」ということが少し苦手になっているのかもしれません。

けれど、種をまいた翌日に実がならないように、大切なものほど時間が必要です。

仕事も、人との関係も、自分自身の成長も同じです。

まだ結果が出ていなくても、育っている途中かもしれません。

今日は、自分が今年続けてきたことをひとつ思い出してみませんか。

「まだ途中」と思えるものがあったなら、それで大丈夫。

実る前の時間もまた、実りの一部なのです。