秋の夕暮れを眺める

九月になると、日が暮れるのがずいぶん早くなったと感じます。

東京の日の入りは9月8日が17時59分、9月18日には17時45分。わずか十日でも十四分早くなっています。

昔から日本人は、秋の夕暮れに特別な美しさを感じてきました。

清少納言も『枕草子』で、

「秋は夕暮」

と記しています。

千年以上前の人も、沈んでいく夕日や、夕空を飛ぶ鳥を眺めて「美しい」と感じていたのですね。

時代が変わっても、夕暮れの美しさは変わりません。

ただ、忙しい毎日では、夕方は仕事や家事に追われる時間でもあります。

だからこそ今日は、一分だけ夕空を眺めてみませんか。

橙色から紫へと変わっていく空。

同じ夕暮れには、もう二度と出会えません。

一日の終わりに空を眺め、「今日も一日ありがとう」と思えたなら、それも小さな幸せです。