彼岸明け ― 思い出すことも、つながること

今日は秋のお彼岸の最後の日です。

彼岸入りから七日間。

ご先祖様や亡くなった方を思い、お墓参りをした方もいるでしょう。

お彼岸というと、お墓参りやお供え物など「何をするか」に目が向きがちです。

でも、その根底にあるのは「忘れない」ということなのかもしれません。

懐かしい人の顔。
一緒に食べたもの。
よく言っていた言葉。
教えてもらったこと。

誰かを思い出すと、その人との時間がほんの少し現在によみがえります。

そして不思議なことに、思い出の中には悲しさだけでなく、温かな気持ちも残っています。

私たちは、たくさんの人とのつながりの中で今日を生きています。

今日は彼岸明け。

この一週間の最後に、自分が誰かから受け取った大切なものを、ひとつ思い出してみませんか。

そして今度は、自分が誰かに何を残せるだろうと考えてみる。

人から人へ受け継がれる小さなやさしさも、暮らしの中にある幸せのひとつです。