満月 ― 満ちたあとも、月は歩き続ける

今日は満月です。

二日前の9月25日は中秋の名月でした。

「十五夜なのに、満月ではなかったの?」と思う方もいるかもしれません。

旧暦十五日の月を愛でる中秋の名月と、天文学上の満月の日は、必ずしも同じ日になるわけではありません。

昔の人は、月の満ち欠けを今よりずっと身近に感じながら暮らしていました。

少しずつ満ちて、やがて丸くなり、そしてまた欠けていく。

満月は「完成」のように見えますが、月にとっては巡りの途中です。

私たちも、何かを成し遂げたら、それですべてが終わるわけではありません。

うれしかったことも、頑張ったことも、次の日からまた新しい時間へつながっていきます。

今夜は、月が見えたら少しだけ眺めてみませんか。

そして最近、自分が「ここまで来たな」と思えることをひとつ思い出してみる。

自分の歩みを認めることも、暮らしの中の小さな幸せです。