2026年10月7日 / 最終更新日時 : 2026年9月24日 user_name 季節の移ろい 露の朝、小さなものを見る 朝、草や葉の先に小さな水滴を見つけることがあります。 夜の間に冷えた草木の表面に水滴が生まれ、朝の光を受けると宝石のように輝きます。 ほんの少し時間がたてば消えてしまうものですが、昔の人はその儚さにも美しさを感じてきました。 和歌や俳句にも、露はたびたび登場します。 すぐに消えてしまうものだからこそ、今ここにある瞬間が愛おしい。 そんな日本人の感性が、「露」という小さな自然現象の中にも息づいているように思います。 私たちは、大きなものにはよく気づきます。 大きな成功。 大きな出来事。 大きな変化。 でも、暮らしを支えている幸せは、むしろ小さなものの中にあるのかもしれません。 朝のお茶がおいしかったこと。 誰かが笑ってくれたこと。 道ばたの花がきれいだったこと。 今日は少しだけ、いつもより小さなものに目を向けてみませんか。 露の一粒のような幸せは、気づいた人の心にだけ、そっと残ってくれます。