上弦の月 ― 途中だからこその美しさ

今日は月が「上弦」を迎えます。

新月から少しずつ光る部分を増やしてきた月が、半月となる頃。

ここから10月26日の満月へ向かって、さらに満ちていきます。

満月は華やかで、思わず空を見上げたくなる美しさがあります。

けれど、半分だけ光る上弦の月にも、そのときにしかない美しさがあります。

まだ完成していない。

でも、確かに満ちている途中にいる。

私たちも、つい「できた」「できなかった」という結果だけで自分を見てしまうことがあります。

けれど人生の多くは、実は途中です。

仕事を覚えている途中。

何かを続けている途中。

誰かとの関係を育てている途中。

完成していなくても、昨日より少し進んでいるなら、それも立派な歩みです。

今夜、月が見えたら少し眺めてみませんか。

そして自分にも、「まだ途中でいい」と言ってあげる。

満月ではない月も美しいように、途中にいる今日の自分にも、ちゃんと価値があります。