半夏生──ちょっとだけ、ひと息を
今日は「半夏生(はんげしょう)」。梅雨の終盤、田植えが終わるころにあたる節目です。
この時期、水辺では「カラスビシャク」という植物が、葉の一部を白く染めた姿で咲きます。まるで半分だけお化粧したような、ちょっと不思議な花。
実はこの時季、農家の人たちは「無理をせず、ここでいったん休みなさい」と教えられてきたそうです。
やる気が出ないとき、焦ってしまう日もありますよね。でも、「季節が休めと言っている」と思えば、なんだか少し心がほどけます。
自然の声に耳をすませると、今の自分をゆるしてあげられるような気がしませんか?